「健康ビジネスで成功を手にする方法」を読んで。

15年前にアメリカの経済学者が書いた本。タイトルの「健康ビジネスで成功する方法」はかなりの意訳で、原著のタイトルは「The Wellness Revolution(ウェルネス革命)」だ。

ウェルネスとは、スポーツジムの運営やサプリメントの開発のような健康増進ビジネスのこと。著者はこのウェルネス産業に対立するのが医療産業(疾病産業)であるとし、医者や製薬会社は病気を生み続ける存在と定義している。

「今日でも西洋の医学教育の多くは、ビタミンやミネラル、天然のサプリメントの栄養や効能の重要性を、事実上無視している」(本書より)

これは出版から15年経った今でもあまり変わっていないと思う。日本でもサプリメントの効用を認める医者はまだ少数だ。イギリスの医学誌「ランセット」に掲載される最新の論文よりも、学生時代に学んだ教科書の方を信じているからだ。