きのう、たまたまテレビをつけたら、貴乃花が「中居正広の金曜日のスマイルたち」というバラエティ番組に出ていた。子どもたちに相撲を指導している場面で何気なくこんな発言をしていた。
「相撲をとっているときは常に息を吐く」
なかなか意味深長。
「呼吸入門」によると、昔は人間の器は息の力で判断されていた、そうだ。
「肚(はら)で呼吸ができているか。肚にぐっと力が入り、息の溜めができるか。踏ん張りが利くのか。息を持ちこたえるということと、精神的な踏ん張りが利くということは、単なる比喩ではなく、現実的な行動力と結びついています」(本書より)
昨年の騒動の時、貴乃花の超然とした態度はインパクトがあった。「肚が座っている人」というのは、実際腹で深い呼吸をしている人のことだろう。
あれほど常人離れしなくてもいいが、常に腹から深い呼吸ができれば、仕事のプレッシャーに強くなったり、決断がブレなくなる。そう思って、今夜もヨガ教室に通う。8年目にして道半ば。