「呼吸入門」を読んで②

きのう、たまたまテレビをつけたら、貴乃花が「中居正広の金曜日のスマイルたち」というバラエティ番組に出ていた。子どもたちに相撲を指導している場面で何気なくこんな発言をしていた。

「相撲をとっているときは常に息を吐く」

なかなか意味深長。

「呼吸入門」によると、昔は人間の器は息の力で判断されていた、そうだ。

「肚(はら)で呼吸ができているか。肚にぐっと力が入り、息の溜めができるか。踏ん張りが利くのか。息を持ちこたえるということと、精神的な踏ん張りが利くということは、単なる比喩ではなく、現実的な行動力と結びついています」(本書より)

昨年の騒動の時、貴乃花の超然とした態度はインパクトがあった。「肚が座っている人」というのは、実際腹で深い呼吸をしている人のことだろう。

あれほど常人離れしなくてもいいが、常に腹から深い呼吸ができれば、仕事のプレッシャーに強くなったり、決断がブレなくなる。そう思って、今夜もヨガ教室に通う。8年目にして道半ば。

「呼吸入門」を読んで

あ、読んでいる途中で思い出した。これ前にも読んだんじゃないか。まぁいいか。再読でも十分興味深い。

結局のところ、深い呼吸をしている人はいろいろ有利で、浅い呼吸をしている人はいろいろ不利だということだと思う。

健康面では、血液が酸欠になるからガンになりやすくなったり、アレルギーになったり、美容にも悪い。いいことが全くない。

仕事面では、いつも焦っていて早口となり、大きな仕事ができそうもないと思われる。

戦前の日本人は武道を習ったり、帯を締める着物を身につけることで、肚を使っての深い呼吸法を自然と身につけたそうだ。

著書は野口体操の創始者である野口三千三が「敗戦の時の失敗は、ヨガを学校の正規の科目にしなかったことだ」と話したことを印象深く感じたそうだ。

「確かに太平洋戦争に突き進んでしまった日本人というのは、個人が自分の判断というものをしないで、誰か上の者がそうしろと言ったら、唯々諾々と従わざるを得ないところがあった。

その反省から、アメリカ流の民主主義を導入するということは一つの手であったわけです。

しかし、それに並行して、常に自分自身に立ち戻る回路を作る、そういう身体の技を身につけること。それもまた教育に必要なことだと、考える必要があった」

常に自分自身に立ち戻るための身体の技。それはヨガでなくても、座禅でも太極拳でもいいと思うが、深い呼吸を行うためにはそれなりの訓練が必要だ。

この訓練は最近マインドフルネスという言葉がよく使われる。深い呼吸の重要性がようやく見直されてきた。

「脳のフィットネス」を読んで

著者は外国人。脳のフィットネスという言葉はなかなかいい。脳トレだと認知症予防のイメージが強すぎる。

「脳は昼寝を好む。20〜30分の昼寝を心がけよう。昼寝に最適なのは、エネルギーが低下する午後2〜4時だ。正しい昼寝をすれば、注意力と思考のスピードが20%以上も高まる」(本書より)

著者は一日7〜9時間の睡眠を勧めている。睡眠6時間以下の日が5日続くと、脳の認知機能はなんと2日間全く寝ていない人と同じ水準まで低下するそうだ。

ちなみに私が日頃お世話になっている東大名誉教授のT先生は77歳とは思えないほどシャープな思考と抜群の記憶力、そして健康な身体の持ち主だが、一日3回寝ている。

「若く見える人は、なぜ運がいいか」を読んで。

結論は「夢がある人は若く見える」。そして若く見える人は、人が集まり、仕事が集まり、お金が集まりやすい…これが運がよくなるということだ。

「肌のきれいな女優さんが、美肌の秘訣を聞かれて、『何もしていません』と答えていることがあります。女優さんの場合には、そんなことはないだろうと思いながらも、脳科学の視点でみると、仕事に恵まれて、いつも『これからのこと』にドキドキ、ワクワクしている場合には、それだけで肌に透明感とつやがあるのも納得できます。そして、そんな肌の持ち主には、次々といいことが舞い込みます」

私の場合、ちょっと特殊だが、アトピーの状態がよくなってから、人にいろいろ声をかけてもらえるようになった気がする。外見が少し若くなったのかもしれない。

「できる男は超少食」を読んで。

結論は一日一食。それも菜食。

興味深いのが、元プロ野球選手の落合博満氏の事例。ファスティングを行うことで、なんと動体視力が回復したのだ。その理由は大体こんな理屈だ。

「口から入った食品添加物や農薬などが脳に神経毒として蓄積される。ファスティングで毒をデドックスすれば、頭もよくなる。脳が若返る。運動神経も若返る」

私は撮影の仕事があるので、視力は絶対に維持する必要がある。ちょうどここのところ、食欲が落ちているので、ファスティングを試してみようかな。

「脳を操る食事術」を読んで。

前回に続き、できるビジネスマンになるための食事法。激しく共感したのが、「プレゼン当日にカツ丼を食べてはいけない」というもの。

「油分を取りすぎると血液がドロドロになって、流れが悪くなります。血液が悪いと、脳にエネルギーであるブドウ糖や酸素がじゅうぶん供給できず、集中力や判断力が損なわれてしまうのです」(本書より)

これ、ほんとにそう。大事な商談は午前中がベスト。ランチの消化が全然違う。

「稼げる男は食事が9割」を読んで。

なぜ、この手の本の表紙はだいたい欧米人なのだろうか…それはともかく、本書の結論は「低糖質で高タンパクで良質な脂質が豊富な食事をすること」だそうだ。最近流行りの食事方法だから、特にコメントはない。ただ、私は最近糖質を摂りすぎている。稼げてもいない。

「スリープレボリューション」を読んで。

タイトルは「スリープレボリューション」つまり「睡眠革命」。残念ながら、それほど画期的な情報は見当たらなかった。どちらかというと「睡眠大全」という感じ。勉強になった。

興味深かったのは、具体的なエピソードの引用。一日4時間しか眠らなかったと言われているナポレオンは、どれくらい眠るのがよいかと聞かれて、「男は6時間、女は7時間、愚者は8時間」と答えたそうだ。

ちょっと意外な回答に思えるが、もしナポレオンが睡眠時間を「愚者レベル」まで増やしていたら、ワーテルローの戦いは違った結果になっただろうと著者はコメントしている。

チーターが一日18時間眠るというのは知らなかった。この事実はアスリートにとって睡眠がいかに重要なものかを物語っている。

意外にも、日本の茶道の話が最後に出てくる。

「何世紀もの歴史を持つ日本の茶道では、武士が茶室に入る前に刀を外すことが作法の一つだった。それは、日常の葛藤や緊張、困難を、茶室という特別な空間に持ち込まないことを象徴的に示すものだった」(本書より)

今日の刀は手のひらにおさまる端末類だから、それを寝室に持ちこんではいけませんよ、と著者は述べる。つまり、睡眠の最大の敵はスマホなのだ。睡眠薬を飲む前にまずスマホをベッドから遠ざけよう。

 

 

 

 

 

「独身40男の歩き方」を読んで。

40代独身男性にとって、心身ともに健康的に生きるのは相当難しい…ということがよくわかる本。女性率ほぼ100%の神戸のおしゃれカフェで読破した。

本書はメンタル、恋愛、仕事など7つの章で構成され、「40男の危機」を具体的に紹介している。私にとって、苦いことばかりだが、良薬口に苦しということで、特に重要だと思われることをいくつか紹介したい。今回は結婚について。

「40代の独身男性が、「普通の見た目で、普通の年齢で、普通に家事ができる」独身女性と出会える可能性なんて、限りなくゼロに近いのだ。(本書より)」

著者は40男に求められているのは、「ブス、デブ、年上、性格に難アリ、家事下手」のどれなら引き受けられるか、という潔い選択、だという。

けっこう厳しい内容だが…参考になる。

「自分で若ハゲをストップ!」を読んで。

満員電車で読むのが少し恥ずかしいタイトルだが・・・それだけ関心を持つ人は多いと思う。この本は普通の書店販売ではなく、Amazonだけで購入できる特殊な本のようだ。そのため、B5サイズで115ページながら、値段は2千円と高い。著者は手技治療院経営者(整体師?)とある。

「自分一人でできる頭蓋骨調整と髪の毛再生のための栄養療法のご紹介です。若ハゲに対して、頭蓋骨調整は10~40%、食事が60~90%くらいの割合で重要です。つまり、食事の方が大事ですが、食事の難易度が高く実践できない人が多いでしょう」(本書より)

確かに食事の難易度は極めて高い。基本は高タンパク、メガビタミン、糖質制限。具体的な食事内容は若ハゲを克服した著者(62歳)自身の例が紹介されている。主なものだけを列記。

「高タンパク・・・ホエイプロテイン 一日300グラム、卵数個、肉か魚200グラム、大豆製品少々、糖質一日40グラム以下、ヨウ素補給に海藻を多く。サプリメント・・・ビタミンA 15万IU ビタミンBコンプレックス 300mg、ビタミンC 30g、ビタミンD 1万IU、ビタミンE2800IU、亜鉛240g、等」

通常の栄養学の常識とはまるでちがう。たとえば厚労省の基準では、亜鉛の摂取上限値は50mgだが、それより5倍近く多い量を摂取している。もちろん、これは著者の例であって、必ずしも推奨しているわけではない。(いきなり真似をするのは危険だと著者自身も警告している)。

ポイントは「サプリメントが本当に効くのかどうか」だと思う。医者の多くはサプリメントの効果を鼻で笑う。サプリについては私もいろいろ試しているが、いまだよくわからないというのが本音だ(ビタミンDはアレルギー対策で一日1万IU摂取している。これだけは効果を感じている)

どちらかというと、頭蓋骨調整に関心を持った。写真付きで詳しい説明がされているが、やはり素人には難しい。下記の文章は印象に残った。

「子ども時代の精神的な状態で、頭蓋骨の緊張度は決まります。親が厳しい、親が暴力を振るう、親があまりに干渉してきてうるさい、学校でいじめにあう、などが強いと頭蓋骨の緊張が強くなり、後年、ハゲの原因になります」(本書より)

私は昨年くらいから抜け毛が突然増えたが、仕事での過度な緊張(首、肩凝り)が原因だと思っている。残念ながら、有効な対策は見つかっていない。