たしかに逆流性食道炎はつらい。私も3~4年くらいの間、ほぼ毎日食後(特に夕食)気持ち悪くなっていたので、よくわかる。
食事が憂鬱になるのだ。胃酸を抑える市販の薬は全く効かなかった(病院には行かなかったので、薬局で買えるレベルのもの)
いまは治ったので、タイトルの「つらい逆流性食道炎は自分で治せる!」にリアルに共感している。
ただ、私の場合はアトピーが改善されたら、胃腸が強くなって、いつも間にか逆流性食道炎も解消されていたので、特殊なケースかもしれない。
さて、本書のポイントは、これまであまり語られなかった便秘と逆流性食道炎の関連性を強調していることだ。
「便がたまると腸の中で渋滞が起こり、腸につながる胃への圧も高まるので、胃液が逆流しやすくなります。便秘を治すことで、逆流性食道炎の改善にもつながるのです。(本書より)」
著者は便秘対策として、食事以外にもヨガのポーズのようなエクササイズを提案している。
私はヨガを8年近くやっているが、ヨガはヨーグルトや納豆を食べるより、はるかに腸に効く。身体をねじることは最大の便秘対策である、と自信を持って言える。
私は逆流性食道炎がひどかった時もヨガをやっていて便秘ではなかった。だから、私の逆流性食道炎の原因は便秘ではない。アトピーによる影響(炎症による全身の衰弱)が大きかったと思う。
ちなみに、本書で写真入りで紹介している両膝抱えのポーズはヨガでは「チャイルドポーズ(子どものポーズ)と呼ばれていて、便秘にかなり効く。