「なぜ、健康な人は運動をしないのか?」を読んで。

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健康に関する本は極端な題名のものが多い。売るためには仕方ないのか。本書の著者は東京都健康長寿医療センター研究所の青柳幸利氏。

「運動をすれば、健康になれる。こんなおそろしい思い込みを正すために、私はこの本を書きました。毎日1万歩も歩いたのに、骨がもろくなった。ランニングを始めたら、動脈硬化になった。間違った運動を続けたため、病気になった方は数知れません」(はじめにより)

ここだけ読むとタイトルの通り、運動は健康に悪いと思えるが、本書を読み進めると、著者は運動を全否定しているわけではない。むしろ適度な運動は健康のためには必要とさえ言っている。

著書は群馬県中之条町に住む65歳以上の全住民5,000人を対象に10数年にわたり、身体活動と病気予防の関係についての調査を実施した。その結論は「健康を維持するためには、その人の体力に応じた中強度の活動が欠かせない」ということらしい。

本書では「一日8,000歩/中強度の活動20分」が健康を守る黄金の法則としている。中強度の活動とは年齢によって変るが、主に早歩き、犬の散歩、山歩き、階段登りなどを指す。

「8,000歩の中には、20分程度の中強度の活動が含まれていなければ、健康の維持、増進、病気の予防にはなかなかつながりません」(本書より)

具体的には、属性別に以下のような提案している。

① 専業主婦・・・家事(掃除・洗濯)などの作業で2,000~4,000歩(5分の中強度の活動が含まれる)+一時間程度の外出で4,000~6000歩 (15分の中強度の活動が含まれる)

② サラリーマン・・・往復2時間程度の通勤で4,000~5,000歩(電車は立つ)+30分程度のウォーキング(昼休みに歩くなど)3,000~4,000歩

③退職した方・・・40分程度の散歩3,000~5,000歩+家庭菜園、ガーデニングなどで3,000~5,000歩

それなりに運動しないと健康は維持できない。かといって運動しすぎはだめ。中強度の活動の判断はなかなか難しい。

先日読んだ「その運動、体を壊します」にも書かれていたが、万人にあてはまる運動のガイドラインは存在しない。だから、常に自分の身体と対話する必要がある。そう考えるとやっぱりヨガや太極拳はいい。

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