「病気を治すことが、人生最大の目的になっていたら、病気は治らないよ」 S医師(代替医療家)
<私の解釈>
この言葉は私が数年前にS医師(名前は差し控えます)から言われたものです。
「脳は目的を達成することを恐れる。喪失感が生まれるのを嫌う。だから、目標を無意識に妨げようとする」とS医師は説明しました。
当時の私は全く理解できませんでした。病状に悩まされ、それを治すことしか考えられなかったので。
S医師は訝しがる私に説明を続けます。
「病気を治すのは、あくまでも通過点。人生の目標は違うものにしましょう」
それから数年経ちました。健康とは言えませんが、病気を治すことが人生の目標ではなくなりました。
以前と大きく変わったのは、仕事の環境です。新規事業の担当になり、毎日必死です。
しかし意外なのは、仕事のプレッシャーが大きくなってから、健康が回復してきたのです。以前は欠かさずにチェックしていた他人の闘病ブログも見なくなりました。
S医師が言っていた「健康はあくまで通過点」の意味が少しわかった気がします。