なんと、ラジオ体操第3を発見しました!
映像(一部のみ)をご覧いただければ、わかりますが、難易度高いです。
ラジオ体操第3の概要は以下の通りです。
ラジオ体操第3…終戦翌年の昭和20年に開発された。第1、第2より、複雑かつダイナミックな動きが特徴。当時はラジオ放送のみだったので、「動きが想像しにくい」という声が多数あった。一年半で歴史から姿を消す。しかし、2015年、当時の音源と動きの解説図を頼りに、龍谷大学(京都府)の研究グループが復活に成功。それを滋賀県の東近江市が職員の朝の体操に取り入れて、話題となる。
東近江市が導入した理由が気になったので、担当部署の健康保険課に電話しちゃいました(笑)。突然の電話にも関わらず、職員の方は丁寧に説明してくれました。
私「どうして第3を始めたのですか?」
担当者「当初は引きこもりの人の治療目的だったんです。薬漬けの治療には疑問を感じていましたし、医療費の負担も大きいです。最近の研究では、引きこもりは運動によって、良くなることがわかってきました。そこで重要なのは、脈拍が180を超えることなんです。でも、引きこもりの方に、外で走れとは言えませんよね。室内でできる体操がベストですが、ラジオ体操の第1や第2では、脈拍がそこまで上がりません。それで龍谷大学の安西教授に相談したところ、第3を勧めてくれました」
私「それがどうして市役所で?」
担当者「まずは、我々職員が先立ってやらねばあかんと。あと、もう一つ理由があります。以前から毎朝ラジオ体操を各職場でやっていたんですが、参加率がえらい低かったのです。そこで、変ったことをすれば、参加率が上がるんやないかと(笑)」
私「実際、皆さんの反応はどうでしたか?」
担当者「地元のテレビ局の取材が入ったりしたので、めっちゃ盛り上がりましたよ」
私「いま、続けられてどれくらいですか?」
担当者「今はやめました」
私「やめた?」
担当者「正しくは、普通のラジオ体操に戻しました。第3をしたのは正味2年くらいやったと思いますね。理由は、新しい職員がなかなか覚えられんからです(笑)」
ちなみに、ラジオ体操には第4もあります。「70年ぶりの新作」を謳っていますが、NHKとは関係ありません。スポーツ用品メーカーのリーボックがウェアのPRのために開発したそうです。しかし、これはヤバいです。中国雑技団?